小児矯正の「1期治療」と「2期治療」の違… むらかみ歯科・矯正歯科

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小児矯正の「1期治療」と「2期治療」の違いをわかりやすく解説

2026年5月23日

「子どもの矯正って、早く始めた方がいいって聞くけど、実際どういうこと?」

「1期治療・2期治療って言葉を目にしたけど、何が違うのかよくわからなくて…」

矯正治療を検討し始めると、こういった疑問が出てくる方、多いと思います。

歯科医院のホームページや矯正の説明資料を見ると「1期治療」「2期治療」という言葉が出てきますが、初めて聞く方にとっては何のことかピンとこないですよね。「2回も治療するの?」「両方やらないといけないの?」と感じる方もいるかもしれません。

この「1期・2期」という区分は、お子さんの成長段階に合わせた矯正治療の考え方を表しています。これを理解しておくと、「いつ相談に行けばいいか」「どんな治療が必要になるか」のイメージがぐっとクリアになります。今回はその違いを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

子どもの矯正が「2段階」になっている理由

まず、なぜ小児矯正が1期・2期という2段階に分かれているのかをお話しします。

子どもの口の中は、成長とともに大きく変化します。乳歯だけが生えている時期、乳歯と永久歯が混在している時期(混合歯列期)、そして永久歯が生え揃う時期と、段階的に変化していきます。矯正治療は、この「成長の段階」に合わせてアプローチの方法が変わってきます。

成長期のお子さんの顎の骨はまだやわらかく、変化しやすい状態にあります。この特性を活かして顎の発育を誘導したり、スペースを確保したりするのが1期治療の役割です。そして永久歯が生え揃った後に、歯の位置を細かく整えるのが2期治療です。

つまり、1期と2期は「別々の治療」というより、「成長の段階に合わせた、連続した矯正の流れ」と考えていただくとイメージしやすいかもしれません。すべてのお子さんに両方が必要なわけではなく、1期治療だけで十分なケースもありますし、状況によって2期治療から始めることもあります。

1期治療とは?成長を活かした「土台づくり」の治療

1期治療は、乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」、おおよそ6〜12歳ごろに行われることが多い治療です。

この時期の治療の目的は、主に「顎の発育を整えること」と「永久歯が正しく生えてくる環境を作ること」です。永久歯の歯並びそのものを細かく動かすというよりも、歯が並ぶための土台となる顎の骨のサイズや形を整えるイメージです。

1期治療で使われる装置としては、先ほどのブログでもご紹介した床矯正(顎を広げるプレート状の取り外し式装置)や、口周りの筋肉のバランスを整えることを目的としたマイオブレース、上下の顎のバランスを調整するための固定式装置などがあります。どの装置が適しているかは、お子さんの歯並びや顎の状態、成長の段階によって異なります。

1期治療で良い結果が得られると、その後の2期治療が不要になったり、2期治療の内容がシンプルになったりすることがあります。また、成長を利用して治療を進めることで、将来的に永久歯を抜かずに済む可能性が高まるケースもあると言われています。ただ、1期治療を行ったとしても、成長の経過によっては2期治療が必要になることもあります。

2期治療とは?永久歯を「整列させる」ための治療

2期治療は、永久歯が生え揃った後、おおよそ12歳以降に行われる治療です。

大人の矯正治療とほぼ同じ内容で、歯の一本一本に装置をつけて、歯の位置や傾き、高さを細かく調整していきます。最終的な歯並びと咬み合わせを整えることがこの治療の目的です。

使われる装置としては、歯の表面に金属やセラミックのブラケットを装着するワイヤー矯正(いわゆる「ブレース」とも呼ばれるもの)や、透明なマウスピースを使うマウスピース型矯正(アライナー矯正)などがあります。どちらが適しているかは、歯並びの状態や治療の目標、お子さんの年齢・生活スタイルなどを考慮して決めていきます。

1期治療を経ずに2期治療から始めるケースもあります。たとえば、乳歯の段階では特に気になる問題がなかったが、永久歯が生え揃ってみると歯並びが乱れていた、という場合などです。2期治療は成人の矯正治療に近い内容であるため、比較的広い年齢層で対応できます。

1期治療から2期治療への移行、どう考える?

「1期治療を受けたら、必ず2期治療もしないといけないの?」というご質問をよくいただきます。

結論から言うと、1期治療を受けたからといって自動的に2期治療が必要になるわけではありません。1期治療の結果、顎のバランスが整い、永久歯が良い位置に生えてきたのであれば、2期治療が不要なケースもあります。

ただ、1期治療は「あくまでも成長期にできることをする」治療であり、その後の永久歯の生え方や顎の成長によって、追加の調整が必要になることは珍しくありません。1期治療が終わった後も、永久歯が生え揃うまでの経過を定期的に観察していくことが大切です。

1期治療の通院が落ち着いてから、2期治療の開始まで「観察期間」を設けることがあります。この期間は治療のための通院が少なくなりますが、完全に終了したわけではありません。成長の経過を確認しながら、2期治療が必要かどうかを判断していく大事な時期です。「治療が終わった」と思って来院が途絶えてしまうと、適切なタイミングを逃してしまうこともありますので、歯科医師の指示に従って定期的なチェックを続けていただけると安心です。

「いつ相談に行けばいいか」迷っているなら

「1期・2期の違いはわかったけど、じゃあうちの子はいつ相談に行けばいい?」という疑問が次に来るかもしれません。

矯正の相談については、「早すぎる」ということはほとんどありません。気になることがあればどの年齢でも相談していただけますし、早い段階で相談しておくことで「今はまだ様子見でいい時期」「もうすぐ始め時ですね」という情報を事前に知ることができます。

目安として、小学校入学前後(6歳ごろ)に一度矯正相談をしてみることをおすすめすることが多いです。この時期は第一永久歯(6歳臼歯)が生え始める時期で、顎の発育状況や歯並びの傾向がある程度把握できるようになります。「今の状態」と「今後の見通し」を確認した上で、必要があれば1期治療を開始する、様子を見るという判断ができます。

「まだ早いかな」「もう少し大きくなってから」と思って後回しにしているうちに、ベストなタイミングを過ぎてしまうことがあります。「気になる」と思ったそのタイミングが、相談してみる良い時期かもしれません。


「1期・2期のこと、もう少し詳しく聞いてみたい」「うちの子は今どの段階なんだろう」と思ったら、ぜひお気軽にご来院ください。

足利市福居町のむらかみ歯科・矯正歯科では、小児矯正のご相談を承っています。「治療するかどうかまだ決めていない」「まずは話を聞くだけでいい」という来院でも、もちろん大歓迎です。お子さんの今の状態をわかりやすくご説明しながら、一緒にこれからのことを考えていけたらと思っています。


本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の症状や治療については、歯科医師へのご相談をおすすめします


むらかみ歯科・矯正歯科 院長 村上智保

村上智保|むらかみ歯科・矯正歯科 BLOG

栃木県足利市福居町の歯医者「むらかみ歯科・矯正歯科」院長の村上智保です。
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